アクアリウム

アクアリウムとは・・・水性生物の飼育設備の事です。日本におけるアクアリウムの場合は水族館から個人宅でアクアリウムを楽しめる環境があります。 水族館には家庭では置けない規模の水槽があり、家庭環境では飼えない生体も多数あります。

　
写真は池袋にあるサンシャイン水族館で撮影したものです。
アクアリウムを始めるにあたって、まず必要な物があります。

目次
水槽の種類
濾過装置の種類
ライトの種類
ヒーターの種類
お勧めの生体

水槽の紹介

水槽には様々なサイズがあります。

規格水槽

種類	サイズ	水量
30cm規格水槽	幅30㎝×奥行18㎝×高さ24㎝	12ℓ
45cm規格水槽	幅45㎝×奥行24㎝×高さ30㎝	32ℓ
60cm規格水槽	幅60㎝×奥行30㎝×高さ36㎝	64ℓ
90cm規格水槽	幅90㎝×奥行45㎝×高さ45㎝	182ℓ
120cm規格水槽	幅120㎝×奥行45㎝×高さ45㎝	243ℓ

ワイド水槽

種類	サイズ	水量
30㎝ワイド水槽	幅30㎝×奥行24㎝×高さ24㎝	17ℓ
45㎝ワイド水槽	幅45㎝×奥行30㎝×高さ30㎝	40ℓ
60㎝ワイド水槽	幅60㎝×奥行45㎝×高さ45㎝	121ℓ

キューブ水槽

種類	サイズ	水量
30㎝キューブ水槽	幅30㎝×奥行30㎝×高さ30㎝	27ℓ
45㎝キューブ水槽	幅45㎝×奥行45㎝×高さ45㎝	91ℓ
60㎝キューブ水槽	幅60㎝×奥行60㎝×高さ60㎝	216ℓ

他にも180cm水槽もありますが、敷居が高すぎる為割愛します。 サイズとは別に材質もあります。（ガラスに関してはフレームレスとフレーム付きの物で厚さが違う場合が多いです。）

材質	耐衝撃性	耐擦傷性	透明度	重量	コスト （90cm水槽以下）	コスト （90cm水槽以上）
フレームレスガラス	△	〇	〇	×	△	×
フレーム付きガラス	×	〇	△	△	〇	△
アクリル	〇	×	△	〇	×	〇
プラスチック	△	△	×	〇	〇	〇

アクアリウムこれから始めるよ！って人におすすめなのは
45cm水槽です。
水量もあり用品の種類も多く充実したアクアリウムが出来るからです。

濾過（ろか）装置について

濾過装置には以下の種類があります。
・外部式フィルター
・上部式フィルター
・底面式フィルター
・外掛け式フィルター
・スポンジフィルター
・投げ込み式フィルター
・オーバーフロー

参考程度にまとめました。

種類	濾過能力	メンテナンス性	コスト	水草適正	推奨水槽サイズ
外部式フィルター	○	△	△	◎	45cm以上120cm以下
上部式フィルター	〇	〇	〇	×	45cm以上
底面式フィルター	〇	×	◎	×	60cm以下
外掛け式フィルター	△	〇	○	△	45cm以下
スポンジフィルター	△	〇	○	×	45cm以下
投げ込み式フィルター	△	〇	◎	×	45cm以下
オーバーフロー	◎	×	×	△	90cm以上

外部式フィルターのメリット
　
濾過される水槽水が空気に触れないのでCO2（二酸化炭素）を逃がしにくい。
水槽上部が空くので色んなライトがつけやすい。
動作音が小さい。

外部式フィルターのデメリット
・水槽水が空気に触れない為酸素不足になりやすいのでエアレーションなどでカバーする必要がある。
・専用の置きスペースが必要
・価格がやや高額。

上部式フィルターのメリット

・価格の割に濾過能力が高い。
・物理濾過、化学濾過、生物濾過が使いやすい。
・酸素供給が同時に行える。

上部式フィルターのデメリット
・水槽の上部に置くので光量が稼ぎにくい。
・作動音、落水音が少しうるさい。
水槽部の上部が狭くなる為、水槽の掃除が少ししにくい。

底面式フィルターのメリット
・価格が安い。
・底床が濾材になるので濾過能力が高い。
・水槽上部が空くので見栄えが良い
・エアーリフト式だと。エアレーション１つで濾過と酸素飽和度増加どちらもまかなえるので、コンセント不足対策に役立つ。

底面式フィルターのデメリット
・汚れが溜まりやすい。
・水草水槽だと水草の根っこが絡むので向いていない。
・フィルターメンテナンスが出来ないのでメンテナンス＝水槽リセットになる。
・エアーリフト式だと、常に酸素飽和度が高くなり二酸化炭素が不足するため、水草水槽には適さない。

外掛けフィルターのメリット
・安価で入手しやすい。
・設置やメンテナンスが楽。
・水槽の枠に引っ掛けるので水槽上部が空く。

外掛けフィルターのデメリット
・濾過能力が低い。
・濾材を定期的に交換しないといけないのでランニングコストが高いが、リング濾材などを入れれるように改造するなどして改善出来る。
・小型水槽の場合水量調整が難しい。

スポンジフィルターのメリット
・価格が安く濾過能力が高い。
・水槽内に設置するので水槽周りや水槽上部がすっきりする。
・稚魚を吸い込まない。
・メンテナンスが楽。スポンジを数回バケツでもみ洗いするのみ。
・エアレーションを兼務出来る

スポンジフィルターのデメリット
・目詰まりを起こしやすいので定期的なメンテナンスが必要。
・場所を取る。

投げ込み式フィルターのメリット
・価格が安く設置が楽。
・エアレーションを兼務出来る。

投げ込み式フィルターのデメリット
・水槽内に場所を取る。
・大きさの割には濾過能力は高くない。

オーバーフローのメリット
・圧倒的な濾過能力がある。
・水量が大幅に増える為、水質を安定させやすい。
・サイズによってはヒーターや温度計を濾過槽に入れられるので、水槽内部がすっきりする。

オーバーフローのデメリット
・価格が高価。
・水の落下音がうるさい。
・配管を組んだりするのが手間がかかる。
落水音がうるさい為、フロー間に紐などで落水のガイドをつくり音が静かになるように改善する必要がある場合がある。
・重量があるため大型のものになると床の補強が必要。

ライトの紹介

・蛍光灯

・LED

・メタルハライドランプ

蛍光灯のメリット

・水草を育てるのに適している。

・LEDより広い波長をカバー出来る。

・種類が多く選択枝が多い。

・蛍光ランプを変える事によって色、光量を変えられる。

蛍光灯のデメリット

・他の２つと比較すると寿命が短い（約半年）
・蛍光灯は割れる危険性がある。

LEDのメリット

・月々の電気代が安価。

・寿命が長い。

・インテリア性が高く見栄えが良い。

LEDのデメリット

・難しい水草水槽には向いていない（難易度が高い）*ADAは除く

・寿命切れ後は本体毎買い替える必要がある。

メタルハライドランプのメリット

・釣り下げ式などで作業のスペースが取りやすい

・レイアウトに陰影が出来て見栄えが良くなる。

・一番明るい

メタルハライドランプのデメリット

・稼働時に高温になる。

・光が強すぎる為苔が発生しやすくなる。

・本体価格が非常に高価

種類	本体価格	電気代	電球交換費用	水草適正	陰影性	光源種類
LED	△	〇	×（交換不可）	△	○	面光源
蛍光灯	〇	△	○	○	○	面光源
メタルハライドランプ	×	×	△	○	◎	点光源

ヒーターの紹介

ヒーター

・オートヒーター

・温度可変式ヒーター

・ヒーター＋サーモスタット

・オートヒーター　　設定温度が予め設定されている温度に自動的に保つヒーターです。配線が少なくコンパクトに設置する事が出来ます。

・温度可変式ヒーター　自分で設定温度を変えられるヒーターです。ヒーターにセンサーが内蔵されていて水槽内がすっきりします。

・ヒーター＋サーモスタット　設定温度は自由に変更出来ます。ヒーターもしくはサーモスタットどちらかが故障した場合でも、どちらかだけ交換ですみます。

サイズ	規格	ワイド	キューブ
30cm	50ワット未満 （12リットル）	50ワット以上 （17リットル）	80ワット以上 （27リットル）
45cm	100ワット以上 （32リットル）	120ワット以上 （40リットル）	200ワット以上 （91リットル）
60cm	150ワット以上 （64リットル）	200ワット以上 （121リットル）	500ワット以上 （216リットル）
90cm	400ワット以上 （182リットル）	600ワット以上 （243リットル）	1,800ワット以上 （729リットル）
120cm	600ワット以上 （243リットル）	800ワット以上 （324リットル）	4,300ワット以上 （1,728リットル）

おすすめの生体と飼育する水槽のサイズです。

項目	代表的な魚	30cm水槽	45cm水槽	60cm水槽	90cm水槽	120cm水槽	180cm水槽
小型魚	ネオンテトラ、プラディ、グッピー	〇	〇	△	X	X	X
中型魚	エンゼルフィッシュ、コンゴテトラ	△	△	◎	◎	△	△
大型魚	オスカー、アロワナ、ポリプテルス	X	X	△	△	〇	◎

アクアショップピラルクでは初心者の方からアクアリウム歴が長い方へも充実したアクアリウム生活を届けたくスタッフ一同励んでいます。
下記は現在当社で取り扱いしているアクアリウム生体です。

【熱帯魚】ネオンテトラ

最大体長	全長4cm
水槽サイズ	30cm以上
水質	弱酸性〜中性前後
適正水温	20〜26℃
餌	人工飼料、活餌をバランスよく与える。
混泳	可能※口に入るサイズの生体は不可
分布	アマゾン川

ネオンテトラの購入はこちら

【熱帯魚】メチニス

最大体長	全長20cm
水槽サイズ	60cm以上
水質	弱酸性〜中性前後
適正水温	23℃〜27℃
餌	人工飼料、活餌をバランスよく与える。
混泳	可能※口に入るサイズの生体は不可
分布	南米

メチニスの購入はこちら

【熱帯魚】ミックスエンゼルフィッシュ

最大体長	全長15cm
水槽サイズ	60cm以上
水質	弱酸性〜中性前後
適正水温	23℃〜30℃
餌	人工飼料、活餌をバランスよく与える。
混泳	可能※口に入るサイズの生体は不可
分布	改良品種（南米：ペルー、コロンビア、ブラジル・アマゾン川流域）

ミックスエンジェルフィッシュの購入はこちら

【熱帯魚】ブロードレッドオスカー

最大体長	全長4cm
水槽サイズ	30cm以上
水質	弱酸性〜中性前後
適正水温	20〜26℃
餌	人工飼料、活餌をバランスよく与える。
混泳	可能※口に入るサイズの生体は不可
分布	アマゾン川

ブロードレッドオスカーの購入はこちら

【熱帯魚】ポリプテルス デルヘッジィ

最大体長	全長40cm
水槽サイズ	90cm以上
水質	弱酸性〜中性前後
適正水温	25℃〜28℃
餌	人工飼料、活餌をバランスよく与える。
混泳	可能※口に入るサイズの生体は不可
分布	アフリカ・ザイール川、コンゴ共和国

ポリプテルス デルヘッジィの購入はこちら